動画配信サービスは、レンタルビデオ店に行き来することなく好きな映画やドラマ、過去のテレビ番組などを視聴できる便利なサービスです。
しかし、動画配信サービスをスマートフォンやタブレットで利用する際、莫大なデータ通信量がかかり、携帯電話会社への利用料が多額となる場合があります。
ここでは、動画配信サービスを視聴した時にかかる通信料や、その節約方法をご紹介します。
動画配信サービスを視聴した時にかかる通信料と節約する方法
携帯電話の利用料金体系は、携帯電話会社毎に異なりますが、スマートフォンやタブレットでインターネットに接続する際にはデータ通信料金が発生します。
普段のインターネット接続頻度や量に合わせて、私達はそれぞれ適するプランを選択して利用します。
あらかじめ契約しているデータ通信料金で定められた通信量を超えると、通信速度が急速に低下するため、その後のインターネット接続は非常に不便になります。
動画配信サービスを利用すると、多くの通信量がかかるため、あっという間に月々のデータ通信量超過により通信速度低下を招く恐れがあります。
これらの不便な状況を回避するため、携帯電話の通信料金プランを変更したり、追加オプションで利用できるデータ通信量を増やすなどの対策をする方法もありますが、動画配信サービスを頻繁に利用するかたにとっては、携帯電話会社へ支払う料金が高額となってしまいます。
主要携帯電話会社のデータ通信料金
NTTドコモ
- データSパック(2GB)3,500円
- データMパック(5GB)5,000円
- ウルトラデータLパック(20GB)6,000円
- ウルトラデータLLパック(30GB)8,000円
au
- データ定額1GB 3,132円
- データ定額2GB 3,780円
- データ定額5GB 5,400円
- データ定額20GB 6,480円
- データ定額30GB 8,640円
ソフトバンク
- データ定額ミニ1GB 3,132円
- データ定額ミニ2GB 3,780円
- データ定額5GB 5,400円
- ギガモンスター(20GB) 6,480円
この料金プランの他にもいくつかありますが、使用頻度の高いプランを中心にご紹介しています。
携帯電話の利用料は、これらのデータ通信料金に加えて、基本使用料やオプションなどの料金が発生します。
選択する画質
動画配信サービスで視聴する際、選択する画質により通信量の消費量が異なります。
一般的な例ですが、1時間の動画を視聴した際、低画質の場合は0.2GB、SD画質の場合は0.6GB、HD画質の場合は1~1.2GB、フルHDの場合は1.8~3.0GBを消費します。
この数字はあくまで目安で、動画配信サービスの種類により異なります。
フルHDの画質で1時間視聴した場合、1~3GBのデータプランで契約しているかたはすぐに通信量超過となってしまいます。
Wi-Fiを利用
動画配信サービスをスマートフォンやタブレットを利用し、Wi-Fi環境のない場所で視聴する場合、消費する通信量を節約する方法がいくつかあります。
まず、再生画質を下げることで、かなり通信量を節約することができます。
特に、フルHDからSD画質に落とすと、データ通信量は約3分の1まで軽減できます。
映像は粗くなりますが、スマートフォンなどの小さな画面で視聴する際には気にならないかたも多いです。
そして、予告の自動再生をオフにすることで、余計な消費を減らすことができます。
また、連続再生をオフにすると、自動的に次のエピソードが流れないため、消し忘れや途中で寝てしまった時にも安心です。
自宅にWi-Fi環境が整っている場合は、Wi-Fiを利用することで通信量を気にせずに視聴できます。
通信料を気にせず動画配信サービスを利用する方法
通信料を気にせずに動画を視聴するには、Wi-Fi環境を利用する方法が一番おすすめです。
Wi-Fi環境であれば、データ通信量はかからないため、通信料を安く抑えることができます。
Wi-Fi環境で利用していても、接続が不安定な状況だと勝手にモバイルデータ通信に切り替わってしまう場合があります。
その際には、データ通信量が発生するため、知らないうちに通信量が増えている、といった事態も起こります。
このような状態を避けるには、モバイルデータ通信をオフにして、Wi-Fi接続すると安心です。
外出先でスマートフォンなどを用いて視聴する際には、ダウンロード再生機能を利用すると通信量の消費を防げます。
ダウンロード再生機能は、Wi-Fi環境であらかじめ作品をダウンロードしておくことで、外出先ではオフラインで再生でき便利です。
動画配信サービスには、ストリーミング形式とダウンロード形式の2種類があります。
ストリーミング形式は、インターネットに接続しながら作品を観ることができますが、Wi-Fi環境でない場合、通信量の消費が早いです。
自宅にWi-Fi環境がないかたは、公共のWi-Fiスポットを活用すると便利です。
この機能を活用することで、通信量の消費を防ぎ、通信料金を気にせずに楽しむことができます。
ダウンロード再生に対応している主要動画配信サービスは、U-NEXT、Amazonプライム・ビデオ、dTVなどです。
これから動画配信サービスの利用を検討するかたは、ダウンロード再生に対応しているサービスを選ぶことをおすすめします。
なお、ダウンロード再生には視聴期限があります。
ダウンロードしてから2日程度が視聴期限となる場合が多いため、期間内に視聴できる範囲でダウンロードしておきましょう。
また、ダウンロードする端末の空き容量がないと、ダウンロードができません。
視聴済みの動画は削除し、端末内に保存してあるデータの整理などを行って、空き容量を増やしておきましょう。
まとめ
動画配信サービスを視聴した時にかかる通信料と節約する方法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 動画配信サービスをWi-Fi環境以外の場所で視聴すると莫大な通信量がかかる
- 通信料金を安くするには通信量を抑える必要がある
- 外出時に視聴する際はダウンロード機能を使ってオフライン再生すると通信量が節約できる
動画配信サービスの利用により月々の携帯電話利用料金が高額となる場合、インターネット環境を整えると節約できる可能性があります。
普段どれだけデータ通信料金が発生するか、インターネット環境を整えた場合の費用と見比べて、検討してみましょう。
インターネット環境を整えることが困難な場合は、公共のWi-Fiスポットを利用して、映画などの長編はオフラインで再生できるようにするなど工夫をすると、データ通信量や通信料金を節約することが可能です。
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